フリーランスのパーソナルトレーナーとして独立したときに気になることが「保険」ですよね。
あなたにはこのような不安はないでしょうか?
「万が一クライアントに怪我をさせてしまったらどうしよう…」
「もし訴訟になり多額の損害賠償金を請求されたらどうしよう…」
そんなときにあなたを守ってくれるものが損害賠償責任保険です。
この記事ではフィットネス業界においてメジャーな協会で入ることのできる損害賠償責任保険をまとめてみました!
パーソナルトレーナーに保険は必要?
結論から言うと社員は不要。
一方で、個人事業を行うフリーランスはかならず必要です。
パーソナルトレーナーに限らずフリーインストラクターにも同じことが言えます。
フィットネスクラブやパーソナルジムの社員の場合は会社が保険に入ってくれているはずです。
フリーランスの場合、保険の加入等の対策は必須です。
「でも保険料を払うのはもったいないし、契約書を書いてもらっているから保険なんかいらないのではないか」という方もいるかもしれません。
しかし、トレーニング前に「免責条項」にサインをしてもらうだけでは不十分です。実際に損害賠償を求めて訴訟がおこったケースもあるのです。
不測の事態に備えて保険に加入をしておきましょう。
パーソナルトレーナーにはどんな保険への加入が必要?
保険には大きく分けて2種類があります。
1、損害賠償責任保険
ダンベルをお客様の足に誤って落とし怪我をさせてしまった際など不可抗力の事故に適応される保険です。
治療費や通院にかかる交通費、休業損害などをカバーしてくれるため、必ず加入しておきましょう。
2、傷害保険
障害保険は、自分が何らかの事情で指導が行えなくなった際に適応されます。
パーソナルトレーナーがセッションを行えないということは収入が途絶えることを意味します。
思わぬ事故や病気に備え、自分に何かあったときの保険も考えておきましょう。
パーソナルトレーナーにオススメの損害賠償保険5選!
フィットネス業界で有名な団体で入ることのできる保険をご紹介します。
団体名 | 保険料 | 最大補償額 | 年会費(加入資格) |
NESTA | なし
(NESTA会員制度に含まれるため) + 傷害保険(任意加入) 月々2,000円 (加入者自身の入院・通院費用等の補償) |
最大1億円 | 12,000円 |
NSCAジャパン | 年額9,600円 | 非公開 | 正会員12,960円 |
JATI | 非公開 | 非公開 | 10,800円 |
日本スポーツ協会
(旧日本体育協会) |
傷害保険付帯型
PAタイプ22,890円 PBタイプ13,920円 |
最大1億円 | 日本スポーツ協会公認スポーツ指導者であること |
JHCA | 年額3,800円 | 最大1億円 | 10,500円 |
◇NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)
アメリカ・カリフォルニアに本拠地を置く世界標準のトレーナー資格「NESTA PFT」認定団体です。
NESTA発行の資格がなくても運動指導系の資格を有していれば入会することができます。
NESTAで保険に入るメリットは2点あります。
・年会費に保険料が含まれていること
・オプションで加入者自身の入院・通院費用等の補償がされる傷害保険に入ることが可能
◇NSCAジャパン
世界的に有名な「NSCA-CPT」「CSCS」の資格発行団体です。
科学者とスポーツ現場の指導者との橋渡しを使命とし、トレーニング指導の専門的職業としての発展を促進しています。
NSCAで保険に入るメリットは会員特典として文献やトレーニング動画を閲覧できることです。
◇JATI(日本トレーニング指導者協会)
JATI認定トレーニング指導者(JATI-ATI)の資格発行団体です。
JATIで保険に入るメリットは所得補償保険にも加入できる点です。
また、弁護士の相談、紹介サービスも提供されています。
◇日本スポーツ協会(旧日本体育協会)
スポーツに関する様々な資格が発行されています。
日本スポーツ協会公認スポーツ指導者(アスレティックトレーナーやスポーツドクターなど)であることが条件です。
損害賠償責任保険と傷害保険がセットになっています。
様々なプランがありますが、フリーランスのパーソナルトレーナーの場合、PAプランかPBプランに該当します。
◇JHCA(日本ホリスティックコンディショニング協会)
パーソナルトレーナーの技術力向上のためのセミナーなどを積極的に行っている協会です。
メリットは保険料の安さです。
年額3,800円で対人最高1億円と他の保険と同等の補償を受けることができます。
保険選びのポイント
基本的に損害賠償責任保険の補償額はどこも大きな差はありません。
そのため、補償額以外の特典やサポートの充実度を重視するといいでしょう。
多くがその協会の会員になる必要があるため、あなたが持っている資格の協会で入ると手間が省けます。
これから資格を取るという方は各協会の会員特典や料金を比較して決めても良いでしょう。
一般的な保険の相談窓口でも問題ありません。
ちなみに筆者は保険の仕事をしている人を知人に紹介してもらい、必要な保険を相談した上で数十社から最安値の保険を選んでもらいました。
トレーニングはパーソナルトレーナーに任せてもらうように保険に関しては保険のプロに任せることが確実です。
まとめ
・フリーランスのパーソナルトレーナーの場合は、必ず保険に入りましょう
・個人契約書の効力は100%ではない
・保険に入るためには、有名な団体の会員になるか保険会社から申し込む
・保険選びのポイントは、補償額以外の特典やサポートを見るのがおすすめ
仕事としてトレーナー業をやっていく以上、保険はクライアントにとっても自分にとっても不可欠なものです。
トレーニング中の事故はあってはならないことですが、有事のときにどう対応するか考えておくことも大切です。
そうならないためにも、きちんとしたトレーニング指導スキルと専門知識が必要になります。
養成学校なら実践に近い授業も多く、トレーニング指導スキルと専門知識が早く身につきます。
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