パーソナルトレーナーをしている以上、トレーニング最中にはお客様が怪我をしないようにすることは絶対条件です。
ただ、どれだけ最新の注意を払っていてもアクシデントで怪我がおこる可能性は0ではありません。
運動をしている以上、自分も相手も怪我をしてしまったときのことを考えておきましょう。
今回の記事では、パーソナルトレーナーなら入っておきたい保険を一挙紹介します。
保険に入らないのはプロとして失格…?
重たいバーベルや高強度のマシン使用して行う高強度のトレーニングではいくら安全に気を配っても絶対に怪我をしないという保障はありません。
対人だけでなく、マシンを誤って破損してしまった場合など、損害賠償が発生する可能性は常にあります。
保険に加入していないと、入っていれば保証されるはずだった金銭面や法的な対応の時間が発生し、トレーニングを行う時間までもが奪われてしまいます。
トレーニング中に怪我をしてしまう例としては下記のようなケースが考えられます。
・ベンチプレスのバーベルを支えきれず、肩などを負傷する。
・ダンベルを落として足を骨折する。または、させてしまう。
・プレートロード型(プレートの重量の付け替えで負荷を調整するタイプのマシン)の重量を変えているときに指を挟んでしまう。
など、トレーナーがどれだけ気をつけていても事故や怪我は起こる可能性はあります。
しかし、その際に対応をしっかりとっているかどうかで自分が負担する金額は大きく変わってきます。クライアントが他の人を負傷させてしまうケースなども考えればキリがないため、精神的にも入っておいたほうが安心でしょう。
保険によっては受けられる特典がある?
NESTAやNSCAジャパンは会員特典が付帯しており、入会時に特典が受けられます。
そのほかにも資格保持者かどうかによっても条件が変わってきます。
主要な団体と保険料を下記に記載します。(保険料は変更となっている可能性があるため、必ず公式サイトをチェックしてください。)
○NESTA 保険料 なし(NESTAの正会員である必要あり:年会費12,000円)
○NSCAジャパン 保険料 9,600円/年(NSCA資格保有者のみ:12,960円)
○JATI 保険料 700円/月 (JATIの会員である必要あり:年会費10,000円)
○JHCA 保険料 3,800円/年 (JHCA会員である必要あり:10,500円)
○日本体育協会 保険料 22,890円(PAタイプ:協会の公認スポーツ指導者である必要あり)
このように保険料には圧倒的な差はない場合がほとんどです。自分が資格を有する団体に保険制度があれば加入を検討してみるのも良いでしょう。
万が一のとき、保険を活用するために必要なこと
保険はいざという時に役立ちますが、保険に入っているからといって気を抜いてはいけません。
やはり大事なのはお客様が怪我をしないようにすること。
以下、怪我を防ぐためのカウンセリング、トレーニング中に気を付けるべきことの例を解説します。
○事前のカウンセリング
こちらでは、トレーニングを開始するまえに確認しておきたいことをまとめています。
・現在治療中、もしくは過去に治療したことのある部位。痛みがある部位。
・運動をするにあたり、医師の相談がいる持病の有無。
・そのほか運動中に起こる可能性のある症状。(息切れや動悸)
これらは最低限確認しておきましょう。
運動時に発症リスクが高まる病気もあるため、カウンセリング時や毎回のトレーニング前には必ずヘルスチェックをおこなうようにしたいですね。
○トレーニング中
トレーニング中は上でご説明した疾患以外にも、なにより怪我に気をつけるべきです。
腰が曲がったり、極端に膝を前に突き出したフォームのスクワットや、肩に近い位置に下ろすベンチプレスなど、怪我をしやすい危険なフォームに気づき、アドバイスできること。
また、クライアントの体力やその日の体調によって柔軟にスケジュールを組むことも大切です。
保険に入っててもトレーニング中は怪我のないように細心の注意を払うことと合わせて、クライアントに怪我をさせないようしっかりとした知識・技術やスキルを学ぶことが大前提ですね。
まとめ
以上お伝えしたように、パーソナルトレーナーをして生きていくなら年額は高くないので加入することをお勧めします。
また、不安に感じる方はパーソナルトレーナー養成スクールで、安全な指導を学んでおくことを強くオススメします。
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