パーソナルトレーナーとして働いている方、もしくはパーソナルトレーナーとして働きたい方の中には、勤務形態として「業務委託」という言葉を聞いたことがある方もいると思います。
しかし、業務委託でパーソナルトレーナーとして働くということは、社員として働くのと大きな違いがあります。
あなたが業務委託で働いて失敗しないようにするためにも、業務委託のメリット・デメリットから収入まで全てお伝えします!
業務委託のパーソナルトレーナーとは?
業務委託のパーソナルトレーナーとはフィットネスジム・スポーツクラブなどで間借りをしてトレーニングや食事指導を行う個人事業主のパーソナルトレーナーのことです。
業務委託のパーソナルトレーナーは社員のパーソナルトレーナーと比べて以下のような特徴があります。
社員と業務委託は必須資格が違う
社員募集は無資格でも大丈夫なジムが増えているのに対して、業務委託ではNSCA等の資格取得が必須事項となっていることがほとんどです。
社員は自社で一から研修を行いますが、業務委託の場合は即戦力が前提とされているため保有資格や実績を重視されます。
業務委託は時間管理が自由にできる
社員は拘束時間やトレーニング指導以外の業務(清掃や事務作業等)が決まっているのに対して、業務委託は契約で取り決めたトレーニング指導だけなので時間が自分でコントロールできます。
勉強やトレーニングの時間など、自己成長のための時間を確保できることが業務委託の働き方の強みです。
業務委託のパーソナルトレーナーの収入
社員パーソナルトレーナーと業務委託のパーソナルトレーナーの収入面を比較していきます。
まず社員パーソナルトレーナーの月収は、
「固定給20〜30万円」+「セッションフィー(セッション1回あたりの報酬)」
という給与体系が一般的です。年収としては350〜500万円ぐらいを稼ぐトレーナーが多いようです。
それに対して業務委託のパーソナルトレーナーは、
1回のセッションを6000円
ジムまたはマッチングサービス等への手数料15%
1日のセッション回数を5回とすると、
6,000(円)×0.85(%)×5 → 25,500 円(日)
月に20日するとすると
25,500(円)×20 → 51万円(月)
年収になおすと
510,000(円) × 12(ヶ月) → 612万円(月)
となり社員パーソナルトレーナーの年収を超えてきそうです。
また私の知人では 月収1千万円 を突破する業務委託のパーソナルトレーナーの方もおり、業務委託のパーソナルトレーナーは実力相応・また稼働した時間に見合った収入を得るなら良い働き方でしょう。
高単価のセッションで稼働できれば回数が少なくても収益が得られるため、移動や準備にも余裕が持てそうですね。
業務委託のパーソナルトレーナーのメリット
セッションを増やせれば、高収入につながる
集客をしっかりできれば、社員として働く場合に比べて収入がかなりアップすることができる
簡単なことではありませんが、お客様にあなたのジムがどれだけ良いのか、どんなメリットをお客様に与えられ得るのかをしっかり考えてお客様にアプローチしましょう。
集客できるノウハウを知っていれば、独立してやっていくときも困ることはありません。
自分の知名度を上げるチャンス
業務委託で働いて、結果をだすことができれば知名度が上がります。
「あなたの指導のおかげで痩せれた!」
「あなたがのおかげです!」
などのように思ってもらえれば、あなたが独立しても、口コミや紹介などで多くのお客様を自分のジムに呼ぶことができます。
将来的に独立を考えている方は、しっかり結果を残して、知名度を上げておくことで、独立したときに集客が楽になるようにしておくのがいいかもしれません。
業務委託のパーソナルトレーナーのデメリット
収入の保証がない
個人事業主という特性上、業務委託のパーソナルトレーナーはなんらかの事情でセッションの数が減った場合、収入の保証がありません。
集客はすべて自分でやる必要がある
また社員のパーソナルトレーナーと違い、業務委託のパーソナルトレーナーは会社が集客を担保してくれる訳ではないため、集客に抵抗がある・また苦手である方にとっては少しハードルがあることも事実です。
実務経験・資格の取得が必要
ある程度実務経験があること、資格をきちんと取得してるなどのも考慮されるため、未経験からいきなり業務委託をやることは難しいでしょう。
業務委託の場合は、責任の重さが社員のときと違ってかなり重いので、体調管理・店舗管理ともにきちんとやらばければお客様の信用もなくしますし、自分の収入も減ってしまいます。
まとめ
・業務委託の場合は、給料がセッション数に比例するが、体調不良などで休むと収入の保証がない
・業務委託のメリットは、セッション数に収入が比例するのと、固定費がかからないこと
・業務委託のデメリットは、体調を崩すと収入に影響出ることと、集客を自分ですべてしないといけないこと
パーソナルトレーナーとして業務委託として働く場合はもちろん集客の力が必要です。
しかし、どんなに集客できても、お客様が入るか入らないかはあなたのトレーニング指導の技術や人となりで決まってきます。
それだけは忘れないようにしましょう。
また、求人情報もしっかり確認して自分に適したジムを見つけることが大事です。
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